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買取保証とは?家の売却期限と保証価格

買取保証とは?家の売却期限と保証価格
買取保証かいとりほしょう契約・手続き

一定期間は仲介で買主を探し、売れなければあらかじめ決めた金額で不動産会社が買い取る仕組みです。買い替えで期限が決まっている人が使います。保証価格は相場より低く設定されます。

マンションや家の買い替えで新居の引き渡し日が決まっているのに、今の家がいつ売れるか分からず不安な人がいます。

買取保証を付けておくと、期限までに買主が見つからなくても、あらかじめ決めた金額で不動産会社が買い取ってくれるので、期限のある売却の不確実さを減らせます。

本記事では、買取保証の仕組みと、家やマンションの売却でどう使うかを解説します。

買取保証の意味と読み方

「買取保証」は「かいとりほしょう」と読みます。

まず一定期間、不動産会社が仲介で買主を探し、期間内に売れなければ、あらかじめ決めた金額でその不動産会社自身が買い取る仕組みです。

媒介契約(専任媒介契約や専属専任媒介契約が多い)を結んだうえで、買取保証の条件を特約として盛り込みます。

保証価格は仲介で売れる想定価格より低く設定され、買い替えなど期限が決まっている人向けの仕組みです。

買取保証はこんな場面で出てきます

担当者

新居の引き渡しが3月末に決まっているんですね。買取保証を付けておくと安心です。

あなた

もし2月末までに売れなかったら、どうなるんですか。

担当者

保証価格の2,600万円で当社が買い取りますので、引っ越しの予定は崩れません。

あなた

仲介で売れた場合と比べて、金額はどのくらい変わりますか。

担当者

仲介なら2,900万円台を想定していますので、保証価格より300万円ほど高く売れる可能性があります。

あなた

それなら期間内は仲介で頑張ってもらって、ダメなら保証でお願いします。

担当者

買取に切り替わっても仲介手数料はかかりませんので、そこは費用面でも安心してください。

あなた

分かりました。まずは仲介期間中にしっかり動いてもらえるとうれしいです。

買取保証と仲介・買取の違い

仲介は不動産会社が買主を探す一般的な方法で、成約すれば市場価格に近い金額で売れますが、いつ売れるか分からない不確実さがあります。

買取は不動産会社が直接買主となる方法で、短期間で確実に売れますが、買取価格は仲介より低くなるのが一般的です。

買取保証はこの両者を組み合わせた仕組みで、仲介で高く売れる可能性を試しながら、期限までに売れなければ買取に切り替えられる安心感があります。

仲介・買取・買取保証の違い

項目仲介買取買取保証
売却までの期間未定短い上限あり
金額の目安市場価格に近い仲介より低い保証価格は市場価格より低い
向いている人期限に余裕がある人すぐ現金化したい人買い替えなど期限が決まっている人

買取保証は売るときにどう関わるか

買い替えで新居の引き渡し日が決まっている場合、家やマンションの売却が長引くと、二重の住宅ローンやつなぎ資金が必要になります。

買取保証を付けておくと、決めた期間内に仲介で買主が見つからなくても、不動産会社が保証価格で買い取ってくれるため、引っ越しの予定を崩さずに済みます。

ただし保証価格は仲介で売れる想定額より低く決められているため、期間内に仲介で買主が見つかった場合と比べて、手元に残る金額に差が出る点は理解しておく必要があります。

媒介契約を結ぶ段階で、保証価格と買取までの期間、特約の内容を売買契約書に落とし込む前に確認しておきます。

買取保証の費用・期限・手続きの目安

買取保証を利用する場合も、仲介期間中に契約が成立すれば通常どおり仲介手数料が発生します。

一方、期間内に買主が見つからず不動産会社が買い取る形になった場合は、不動産会社が買主となるため仲介手数料はかかりません。

保証期間は不動産会社によって設定が異なり、契約時に何か月間仲介で売却活動を行うか、期間終了時にどの金額で買い取るかを事前に取り決めます。

保証価格や期間の条件は不動産会社ごとに差があるため、複数の不動産会社から条件を聞いて比較することが欠かせません。

買取保証の利用を判断する目安

買い替え先の引き渡し日が固定されている、二重ローンを避けたい、仲介で時間をかけて売る余裕がないといった事情がある場合に、買取保証は検討する価値があります。

反対に、売却期限に余裕があり、時間をかけてでも仲介で高く売りたい場合は、買取保証を付けずに仲介のみで進めた方が、保証価格による下限を気にせず活動できます。

特約の内容や保証価格の決め方は契約によって異なるため、不明な点は不動産会社や司法書士に確認し、売買契約書に署名する前に納得しておくことが大切です。

買取保証についてよくある質問

Q 買取保証を使うと保証価格で買い取ってもらえますか


A 保証期間内に仲介で買主が見つからない場合、あらかじめ決めた保証価格で不動産会社が買い取る仕組みです。適用条件や保証価格は契約内容によって異なるため、事前に特約の内容を確認しておく必要があります。

Q 保証価格はどうやって決まりますか


A 不動産会社が周辺の売却実績などを踏まえて設定しますが、仲介で売れる想定価格より低めに決められるのが一般的です。契約前に保証価格の根拠を確認しておくと安心です。

Q 買取保証は一般媒介契約でも使えますか


A 買取保証は専任媒介契約や専属専任媒介契約とセットで提供されることが多く、一般媒介契約では扱っていない不動産会社もあります。利用したい場合は、媒介契約の種類も含めて不動産会社に確認します。

Q 買取保証を使うと仲介手数料はどうなりますか


A 仲介期間中に買主が見つかって売買契約書を交わした場合は仲介手数料が発生しますが、期間終了後に不動産会社が買い取る場合は仲介手数料はかかりません。

買取保証のまとめ

買い替えで期限が決まっている人にとって、買取保証は仲介と買取のメリットを両方生かせる仕組みです。

保証価格は市場価格より低く設定される点を踏まえ、複数の不動産会社の条件を比較して検討することが欠かせません。

詳しくは「仲介と買取どっちがいい?」で解説しています。

ぜひ本記事の買取保証の仕組みを参考に、不動産の売却に向けた準備を進めてください。

記事監修者情報

ミカタ株式会社 代表取締役 荒川竜介

ミカタ株式会社 代表取締役
荒川 竜介
あらかわ りょうすけ
不動産業界歴10年以上宅地建物取引士
新卒で中堅デベロッパーに入社し、大手不動産仲介会社、フルコミッションの売買仲介営業と、合計4年半にわたって不動産仲介の現場に従事しました。その後、マンションリサーチ株式会社で営業責任者・サービス責任者・執行役員を務め、2018年12月にミカタ株式会社を設立

この記事を書いた人

不動産売却のカギ編集部
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