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住宅ローン残債とは?確認方法と売却時の扱い

住宅ローン残債とは?確認方法と売却時の扱い
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まだ返していない住宅ローンの元金です。金融機関の残高証明書や、毎年届く返済予定表で確認できます。家の価値と残債を並べると、売って完済できるかどうかが判断できます。

離婚にあたって家の売却を考え始めると、まず気になるのが「今、住宅ローンがいくら残っているか」です。

この残りの金額を住宅ローン残債と呼び、家の売却額と並べることで、完済できるかどうかがはじめて分かります。

本記事では、住宅ローン残債の内容と、離婚に伴う家の売却にどう関わるかを解説します。

住宅ローン残債の意味と確認方法

住宅ローン残債とは、まだ返し終えていない住宅ローンの元金の残り部分を指します。

金融機関から毎年届く「返済予定表」や、窓口やインターネットバンキングで発行できる「残高証明書」で金額を確認できます。

返済予定表には毎月の返済額のうち元金と利息の内訳が記載されており、返済が進むほど元金部分の残債は減っていきます。

離婚で家の処分を考えるときは、まず残高証明書を取り寄せて、現時点の住宅ローン残債を正確な金額で把握することが最初の一歩になります。

住宅ローン残債はこんな場面で出てきます

担当者

残高証明書を確認したところ、住宅ローン残債は2,300万円でした。

あなた

売却額の目安が2,600万円なので、完済できそうですね。

担当者

はい、アンダーローンの状態なので、完済後に残った300万円を分け合う形になりますね。

あなた

連帯保証人になっている件はどうなるんでしょうか。

担当者

完済すれば保証人の責任も外れますので、その点は安心してくださいね。

あなた

離婚協議書には住宅ローン残債のことも書いておくべきでしょうか。

担当者

はい、完済の予定と分与の金額を明記しておくと後のトラブルを防げますよ。

住宅ローン残債とオーバーローン・アンダーローンの違い

住宅ローン残債そのものは金額を示す言葉で、家の価値と比べた結果を示す言葉が「オーバーローン」と「アンダーローン」です。それぞれの違いを表で整理します。

住宅ローン残債・オーバーローン・アンダーローンの違い

用語意味売却時の状況
住宅ローン残債まだ返していない元金の金額家の価値と比較する前の数字
オーバーローン住宅ローン残債が売却額を上回る状態売却額だけでは完済できない
アンダーローン住宅ローン残債が売却額を下回る状態売却額で完済し、手元に残る

住宅ローン残債は離婚に伴う家の売却にどう関わるか

離婚で家を売るとき、住宅ローン残債と売却額の大小関係が、財産分与の進め方を左右します。

売却額が住宅ローン残債を上回るアンダーローンであれば、完済後に残った金額を夫婦で分け合う財産分与に進められます。

逆に住宅ローン残債が売却額を上回るオーバーローンだと、抵当権を外せず、そのままでは家を引き渡せません。

連帯債務や連帯保証で夫婦どちらも住宅ローンに関わっている場合は、離婚後もどちらかの名前が住宅ローンに残ったままになることがあります。

離婚協議書を作る前に、まず住宅ローン残債の金額を確認し、完済できる見込みがあるかどうかを不動産会社や金融機関に相談しておくことが必要です。

住宅ローン残債の費用・手続きの目安

住宅ローン残債の確認自体に費用がかからない金融機関もありますが、残高証明書の発行手数料として数百円程度がかかる金融機関もあります(2026年9月時点)。

売却額と住宅ローン残債を比べてオーバーローンだと分かった場合は、自己資金で不足分を穴埋めする、もしくは金融機関に相談して手続きを進める方法があります。

詳しくは「オーバーローンの家は売れる?残債がある場合の売却方法」で解説しています。

財産分与の請求期間には期限があるため、離婚後に住宅ローン残債の整理を先延ばしにすると、分与そのものができなくなる可能性があります。

住宅ローン残債についてよくある質問

Q 住宅ローン残債はどこで確認できますか


A 金融機関から毎年届く返済予定表、または窓口やインターネットバンキングで発行できる残高証明書で確認できます。

Q 住宅ローン残債が売却額より多い場合はどうなりますか


A オーバーローンの状態にあたり、売却額だけでは完済できません。

詳しくは「オーバーローンの家は売れる?

残債がある場合の売却方法」で解説しています。

Q 連帯保証人がいる場合、住宅ローン残債の扱いは変わりますか


A 連帯債務や連帯保証で住宅ローンを契約している場合、離婚後もどちらかの名前が住宅ローンに残ったままになることがあります。個別の対応は司法書士や弁護士への相談をおすすめします。

Q 財産分与を決める前に住宅ローン残債を確認する必要がありますか


A 家の価値と住宅ローン残債を比べて完済できるかどうかが分からないと、財産分与の金額や方法を決められません。離婚協議書を作成する前に確認しておくことが必要です。

住宅ローン残債のまとめ

住宅ローン残債は、家の価値と並べて初めて完済できるかどうかが分かる金額です。ぜひ本記事の住宅ローン残債の確認方法を参考に、離婚に伴う不動産の売却に向けた準備を進めてください。

記事監修者情報

ミカタ株式会社 代表取締役 荒川竜介

ミカタ株式会社 代表取締役
荒川 竜介
あらかわ りょうすけ
不動産業界歴10年以上宅地建物取引士
新卒で中堅デベロッパーに入社し、大手不動産仲介会社、フルコミッションの売買仲介営業と、合計4年半にわたって不動産仲介の現場に従事しました。その後、マンションリサーチ株式会社で営業責任者・サービス責任者・執行役員を務め、2018年12月にミカタ株式会社を設立

この記事を書いた人

不動産売却のカギ編集部
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