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全国地価マップとは?読み方と家の売却での使い方

全国地価マップとは?読み方と家の売却での使い方
全国地価マップぜんこくちかまっぷ査定・価格

資産評価システム研究センターが公開している無料の地図サイトです。公示地価・基準地価・相続税路線価・固定資産税路線価を1つの地図で切り替えて確認できます。

家や土地の不動産の売却を考え始めたとき、まずは自分でおおよその地価を確かめたいと思う場面があります。

全国地価マップは、資産評価システム研究センターが無料で公開している地図サイトで、公示地価や基準地価、相続税路線価、固定資産税路線価を1つの地図上で切り替えながら見られます。

本記事では、全国地価マップの見方と、不動産の売却にどう役立つかを解説します。

全国地価マップの読み方と掲載データ

全国地価マップは「ぜんこくちかまっぷ」と読みます。

資産評価システム研究センターが運営し、地図上で地域を選ぶと、その土地に関する複数の公的な地価を切り替えて確認できます。

表示できるのは主に4種類で、国土交通省が公表する公示地価、都道府県が公表する基準地価、国税庁が公表する相続税路線価、市町村が定める固定資産税路線価です。

1つのサイトでこれらを見比べられる点が特徴で、土地の価格を調べる最初の手段として使われています。

全国地価マップはこんな場面で出てきます

担当者

全国地価マップで路線価を確認されたんですね、この辺りだと1平方メートルあたり18万円くらいですね。

あなた

はい、自分でも見てみたんですが、実際の売却額とは違うんでしょうか。

担当者

路線価は税金の算定に使う目安なので、実際の査定額は周辺の成約事例を踏まえて出しますね。

あなた

今回の査定額は2,400万円でしたが、全国地価マップの数字よりかなり高いです。

担当者

建物の状態や駅からの距離も加味していますので、その分が上乗せされていますよ。

全国地価マップと公示地価・基準地価・路線価の違い

全国地価マップで見られる4つの地価は、公表する機関と目的がそれぞれ異なります。名称が似ているため、不動産の売却の場面で混同しやすい言葉です。

全国地価マップで確認できる4種類の地価

項目公示地価基準地価相続税路線価固定資産税路線価
公表機関国土交通省都道府県国税庁市町村
価格時点毎年1月1日毎年7月1日毎年1月1日原則3年ごとの1月1日
公表時期3月9月7月価格時点の翌年度
主な用途一般的な取引の目安公示地価を補う目安相続税・贈与税の算定固定資産税・都市計画税の算定

全国地価マップは不動産を売るときにどう関わるか

不動産の売却を検討し始めた段階で、全国地価マップは自分の土地や周辺エリアのおおよその価格帯をつかむ手がかりになります。

相続税路線価や固定資産税路線価を見ると、その道路に面した土地の1平方メートルあたりの目安が分かり、公示地価や基準地価からは近隣の取引価格の傾向がうかがえます。

ただし、全国地価マップに表示される数字は、土地の形状や道路との高低差、建物の状態、周辺環境といった個別の事情を反映していません。

実際に売却する土地の価格は、こうした個別要因を踏まえて不動産会社が机上査定や訪問査定で算出します。

全国地価マップで得た目安と、複数の不動産会社の売却査定を照らし合わせることで、提示された査定額が相場からかけ離れていないかを確認しやすくなります。

全国地価マップの使うときの費用と注意点

全国地価マップの利用には費用がかかりません。

会員登録も不要で、誰でも無料で地図を閲覧できます。

一方で、掲載されている価格は公表された時点のデータのため、実際の市場の動きとの間にずれが生じることがあります。

公示地価と基準地価は年1回、相続税路線価も年1回、固定資産税路線価は原則3年ごとに更新されるため、直近の取引動向まではとらえられていません。

全国地価マップの数値だけで売却額を決めるのではなく、あくまで比較の目安として使い、実際の金額は不動産会社の査定書や不動産鑑定評価書と合わせて確認することが大切です。

全国地価マップの具体的な操作方法は「全国地価マップの使い方」で解説しています。

全国地価マップについてよくある質問

Q 全国地価マップと売却査定の価格はどのくらい違いますか。


A 全国地価マップに載る公示地価や路線価は、土地の個別事情を反映しない公的な目安です。実際の売却査定は、建物の状態や道路付け、周辺の成約事例などを加味して不動産会社が算出するため、全国地価マップの数字と差が出ることがあります。

Q 匿名査定やAI査定でも全国地価マップの数字は参考になりますか。


A 匿名査定やAI査定は入力した情報から自動的に価格帯を示す仕組みで、路線価などの公的なデータも参考情報の一つとして扱われることがあります。ただし内見を伴わないため、訪問査定で示される金額とは差が生じる場合があります。

Q 相続税路線価が付いていない土地でも全国地価マップは使えますか。


A 相続税路線価が設定されていない地域でも、固定資産税路線価や公示地価、基準地価のいずれかが表示されることがあります。地図上で該当する地点を選び、表示を切り替えて確認できます。

Q 一括売却査定を申し込む前に全国地価マップを見ておく意味はありますか。


A 一括売却査定を申し込む前に全国地価マップでおおよその価格帯を把握しておくと、複数の不動産会社から届く査定額を比較しやすくなります。

全国地価マップのまとめ

全国地価マップは、公示地価や基準地価、相続税路線価、固定資産税路線価を1つの地図で確認できる無料のサイトです。

不動産の売却を考え始めた段階で、周辺エリアのおおよその価格帯をつかむ手がかりになりますが、土地の個別事情までは反映されていません。

実際の売却額を知るには、不動産会社の机上査定や訪問査定を合わせて確認することが欠かせません。

ぜひ本記事で紹介した全国地価マップの見方を参考に、不動産の売却に向けた価格の目安づけを進めてください。

記事監修者情報

ミカタ株式会社 代表取締役 荒川竜介

ミカタ株式会社 代表取締役
荒川 竜介
あらかわ りょうすけ
不動産業界歴10年以上宅地建物取引士
新卒で中堅デベロッパーに入社し、大手不動産仲介会社、フルコミッションの売買仲介営業と、合計4年半にわたって不動産仲介の現場に従事しました。その後、マンションリサーチ株式会社で営業責任者・サービス責任者・執行役員を務め、2018年12月にミカタ株式会社を設立

この記事を書いた人

不動産売却のカギ編集部
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