不動産の仲介とは?買取との違いと仲介手数料

不動産会社に買主を探してもらい、個人などの買主へ売る方法です。市場価格に近い金額で売りやすい一方、買主が見つかるまで3か月から半年ほどかかります。成約時に仲介手数料がかかります。
不動産会社のサイトや売却の相談で「仲介」という言葉を見かけて、買取とどう違うのか気になっている方に向けて説明します。
仲介は不動産会社に買主探しを任せる売却方法で、市場価格に近い金額での売却を目指せますが、買主が見つかるまでに時間がかかり、成約時には仲介手数料の負担も生じます。
本記事では、仲介の仕組みと、家やマンションの売却でどう関わってくるかを解説します。
仲介の意味と読み方
「仲介」は「ちゅうかい」と読みます。
宅地建物取引業法にもとづき、不動産会社が売主と買主の間に立ち、物件情報の公開や内覧の案内、価格交渉、売買契約書の作成などを行う売却方法です。
仲介で売り出すには、不動産会社と媒介契約を結ぶ必要があります。
媒介契約には一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があり、どれを選ぶかによって、複数の不動産会社に依頼できるかどうかや、自分で見つけた買主に直接売れるかどうかが変わります。
仲介という言葉は、売主が個人の買主に向けて物件を売る場面で使われる、不動産取引の基本的な仕組みです。
仲介はこんな場面で出てきます
今回は仲介で売却を進めましょう。査定額は2,400万円です。
仲介だと、買主が見つかるまでどのくらいかかりますか。
だいたい3か月から半年ほどですね。市場価格に近い金額を狙えます。
仲介手数料はどれくらいになりますか。
2,400万円ですと、上限の目安は78万円に消費税を加えた金額です。
支払いのタイミングは契約時と引き渡し時で半分ずつですか。
はい、その形で進めますので、その分だけご準備をお願いします。
仲介と買取の違い
似た言葉に「買取」があります。
買取は不動産会社自身が買主となって物件を直接購入する方法で、仲介のように個人の買主を探す必要がありません。
仲介は市場価格に近い金額で売れやすい一方、買主が見つかるまで時間がかかります。
買取は現金化までが早い一方、買取価格は市場価格より低くなる傾向があります。
仲介と買取の違い
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 買主 | 個人などの一般の買主 | 不動産会社自身 |
| 売却までの期間 | 3か月〜半年ほど | 短期間で現金化しやすい |
| 価格の傾向 | 市場価格に近い | 市場価格より低くなる傾向 |
| 仲介手数料 | 成約時にかかる | かからない |
家を売るときに仲介はどう関わるか
仲介を選ぶと、まず不動産会社と媒介契約を結び、売り出し価格を決めるところから始まります。
契約後は不動産会社がポータルサイトへの掲載や広告を行い、購入希望者からの問い合わせに応じて内覧の案内をします。
内覧のたびに部屋を片付けたり、購入希望者からの価格交渉に応じたりする対応が売主に発生します。
買主が見つかったあとは売買契約書を取り交わし、重要事項説明を経て引き渡しに進みます。
買主が見つかるまで3か月から半年ほどかかることが多く、この間は売主自身も内覧対応や交渉の判断を求められる場面が続きます。
仲介での売却が一定期間まとまらない場合に不動産会社が買い取る「買取保証」という仕組みを用意している会社もあり、早く現金化したい事情がある場合の選択肢になります。
仲介手数料と期間の目安
仲介手数料は、買主が見つかって売買契約が成立したときに不動産会社へ支払う費用です。
宅地建物取引業法では上限額が定められていて、売却価格が400万円を超える場合、「売却価格×3%+6万円」に消費税を加えた金額が上限の目安になります(2026年9月時点)。
たとえば売却価格が2,400万円であれば、上限は78万円に消費税を加えた金額です。
支払いのタイミングは、売買契約時に半金、引き渡し時に残りの半金という形が一般的です。
買主が見つかるまでの期間は3か月から半年ほどが目安ですが、価格設定や物件の状態によってはこれより長くかかることもあります。
仲介の媒介契約の選び方の目安
仲介で売り出す際は、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約のいずれかを選びます。
一般媒介契約は複数の不動産会社に同時に依頼でき、専任媒介契約と専属専任媒介契約は1社にしか依頼できません。
専属専任媒介契約はさらに、自分で見つけた買主に直接売ることもできない決まりです。
複数社に広く声をかけたい場合は一般媒介契約、1社にしっかり動いてもらいたい場合は専任媒介契約や専属専任媒介契約を選ぶ、という目安で考えられます。
どの契約が合っているかは物件の種類や売却を急ぐ事情によっても変わるため、不動産会社に相談しながら決めることをおすすめします。
仲介と買取のどちらが向いているか迷う場合は、「仲介と買取どっちがいい?」もあわせて確認してみてください。
仲介についてよくある質問
Q 仲介手数料はいつ払うの?
A 一般的には売買契約を結んだ時点で半金を支払い、引き渡しが完了した時点で残りの半金を支払う形になります。
Q 仲介で売れなかったらどうなるの?
A 媒介契約には有効期間があり、期間が満了した時点で契約を更新するか、不動産会社を見直すか、買取に切り替えるかを検討することになります。
Q 仲介と買取はどちらが得なの?
A 早く現金化したいか、市場価格に近い金額を求めるかによって向いている方法が変わります。
「仲介と買取どっちがいい?」で詳しく解説しています。
Q 内覧の対応は自分でやるの?
A 基本的には不動産会社が案内しますが、売主が同席して部屋の使い方や周辺環境を説明する場面もあります。
仲介のまとめ
仲介は、不動産会社に買主を探してもらいながら、市場価格に近い金額での売却を目指す方法です。
買主が見つかるまでの期間や仲介手数料の負担、媒介契約の種類による違いを踏まえたうえで進め方を決めることが大切です。
ぜひ本記事の仲介の仕組みや費用の目安を参考に、家やマンションの売却に向けた不動産会社選びを進めてください。
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