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レインズとは?不動産売却での登録義務

レインズとは?不動産売却での登録義務
レインズれいんず査定・価格

国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営する、不動産会社専用の物件情報ネットワークです。専任媒介契約を結ぶと、不動産会社は決められた期限内に売り出す物件を登録する義務を負います。一般の人は成約価格を検索できるサイトを使えます。

不動産会社に「レインズに登録します」と言われても、専任媒介契約を結んだ売主にとって何がどう変わるのか分かりにくいものです。

レインズは不動産会社だけが使える物件情報のネットワークで、登録されると全国の不動産会社が買主を探してくれる範囲が広がります。

本記事では、レインズが不動産の売却にどう関わるか、登録の期限や確認方法まで解説します。

レインズとは

レインズは、不動産会社だけが見られる物件情報のネットワークで、国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営しています。

読み方は「れいんず」で、Real Estate Information Network Systemの略称です。

専任媒介契約を結んだ不動産会社は、決められた期限内に売り出す物件をレインズへ登録する義務を負います。

登録された物件は加盟する不動産会社どうしで共有され、自社で買主を見つけられなくても、他社の顧客に紹介してもらえる仕組みになっています。

一般の人が直接レインズを見ることはできませんが、成約価格を検索できるサイトを通じて、近隣の取引実績を調べることは可能です。

レインズはこんな場面で出てきます

担当者

専任媒介契約を結んでいただいたので、7日以内にレインズへ登録しますね。

あなた

レインズに登録されたかどうか、私でも確認できるんでしょうか。

担当者

はい、登録が終わると登録証明書をお渡しします。そこに書かれたIDでログインできますよ。

あなた

まだ証明書をいただいていない気がするんですが、大丈夫でしょうか。

担当者

契約が先週の月曜でしたので、確認して今日中にお渡しします。

あなた

お願いします。あと、近所の成約価格も自分で調べられると聞いたんですが。

担当者

レインズマーケットインフォメーションという検索サイトで見られますので、査定額と比べてみてください。

媒介契約の種類とレインズ登録義務の違い

不動産会社と結ぶ媒介契約には専任媒介契約・専属専任媒介契約・一般媒介契約の3種類があり、レインズへの登録義務があるかどうかが異なります。専任・専属専任は1社にしか依頼できない契約で登録が義務ですが、一般媒介契約は複数の不動産会社に同時に依頼できる分、登録義務がありません。

媒介契約の種類とレインズ登録義務

契約の種類依頼できる会社数レインズ登録義務
専属専任媒介契約1社のみあり(義務)
専任媒介契約1社のみあり(義務)
一般媒介契約複数社可なし

不動産の売却でレインズはどう関わるのか

専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んで不動産を売り出すと、レインズへの登録によって自社の顧客だけでなく、他の不動産会社が抱えている買主にも情報が届きます。

窓口となる不動産会社が1社でも、実際に買主を探す範囲は業界全体に広がるイメージです。

売主が登録されたかどうかは、自分で確かめられます。

レインズへ登録すると「登録証明書」が発行され、担当者から売主に渡される決まりになっています。

この証明書を受け取っていない場合や、記載されている登録内容が実際の売却条件と違う場合は、担当者に確認したほうがよいでしょう。

また、登録証明書にはログインするためのIDとパスワードが記載されており、これを使えば売主自身も自分の物件情報が現在どのように登録されているかを確認できます。

レインズの登録の期限と確認の手順

専任媒介契約・専属専任媒介契約では、登録の期限が法令で定められています。

専任媒介契約は契約締結日から7日以内、専属専任媒介契約は5日以内にレインズへ登録することが義務づけられています(2026年9月時点)。

この期限を守らずに登録が遅れているケースもあるため、契約から1週間ほどたった時点で担当者に登録証明書の発行状況を尋ねておくと安心です。

専任媒介契約からレインズ登録確認までの流れ

1
専任媒介契約を締結
不動産会社と契約日を確認します。
2
登録期限を把握
専任は7日以内、専属専任は5日以内が目安です。
3
登録証明書を受け取る
担当者から発行されるIDとパスワードを確認します。
4
登録内容を自分で確認
物件情報や条件に誤りがないかチェックします。

登録が確認できない場合は、早めに担当者へ問い合わせてください。

レインズの成約価格を自分で調べるには

レインズそのものは不動産会社専用ですが、一般の人でも近隣の成約価格を調べる方法があります。

レインズマーケットインフォメーションという検索サイトを使うと、実際に成約した価格帯を地域や条件で調べることができます。

売却査定を依頼する前に、おおよその相場感をつかんでおくと、不動産会社から出てきた査定書の内容を自分なりに判断しやすくなります。

検索サイトの具体的な使い方は「レインズマーケットインフォメーションの使い方」で解説しています。

レインズについてよくある質問

Q レインズに登録されたか自分で確認できますか


A 登録証明書に記載されたIDとパスワードでログインすれば、自分の物件情報が登録されているか確認できます。証明書を受け取っていない場合は担当者に発行を依頼してください。

Q 一般媒介契約でもレインズに登録してもらえますか


A 一般媒介契約には登録義務がないため、不動産会社によって対応が異なります。登録を希望する場合は契約前に相談しておくとよいでしょう。

Q レインズと一括査定サイトは違うものですか


A 別のものです。一括査定は複数の不動産会社に売却査定を依頼するためのサービスで、レインズは媒介契約後に物件情報を共有する仕組みです。

Q 登録されると売却がすぐ決まりますか


A 登録によって物件情報を目にする不動産会社や買主の範囲は広がりますが、成約までの期間は物件の条件や市場の状況によって変わります。

レインズのまとめ

レインズは、専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んだ際に不動産会社が登録する義務を負う、業界専用の物件情報ネットワークです。

登録期限や登録証明書の受け取りを確認しておけば、家やマンションの売却を任せた不動産会社がきちんと動いているかを自分でも把握できます。

ぜひ本記事の登録の仕組みや確認方法を参考に、不動産の売却に向けた準備を進めてください。

記事監修者情報

ミカタ株式会社 代表取締役 荒川竜介

ミカタ株式会社 代表取締役
荒川 竜介
あらかわ りょうすけ
不動産業界歴10年以上宅地建物取引士
新卒で中堅デベロッパーに入社し、大手不動産仲介会社、フルコミッションの売買仲介営業と、合計4年半にわたって不動産仲介の現場に従事しました。その後、マンションリサーチ株式会社で営業責任者・サービス責任者・執行役員を務め、2018年12月にミカタ株式会社を設立

この記事を書いた人

不動産売却のカギ編集部
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